早速ですが、「トランス」と言われて皆さんはそれがどんな意味かお分かりになりますか?
介護の仕事をやったことがある人は当然わかると思います。
英語が得意な方は、なんとな~く想像ができるかもしれません。
答えは「移乗」させることです。
厳密にいうと、正しい意味は施設ごとに違うかもしれません。ただ、どこの施設に行っても使う言葉であるのは間違いありません。いわゆる「業界用語」ですね。
この記事では、その「業界用語」をザッと乗せていきたいと思います。
今回はレベル1ということで、下の条件にあてはまる言葉を紹介したいと思います♪
★勤務中に1日に1回は必ず聞く言葉
★普段の我々の生活にあまりなじみのない言葉
トランス→車いすからベッド、ベッドから車いすなど、高齢者の移動をお手伝いすること
ギャッジアップ→電動ベッドの角度を上げること(主に頭を上げる)
サチュレーション→血液の中の酸素量(または酸素量を測ること)
臥床(がしょう)→ベッドに横になる事
胃ろう→胃袋にチューブをつないで液状の食べ物(栄養)を直接送り込むこと
バルーン→尿道に直接チューブを挿して、自動で尿を排泄させている状態
ストマ→人工肛門。直腸につないで直接便を排出する。
【補足】ストマとバルーンについて→厳密には人工の尿路もストマと言われますが、現場ではバルーン→人工尿路/ストマ→人工肛門として使うのが通例のようです。
褥瘡(じょくそう)→とこずれ。栄養不足、寝返りがうてないことによる圧迫、摩擦を主な原因として発症する。皮膚の赤みからはじまり、ただれ、骨が見えてしまうケースも。
エアマット→空気圧を利用して体を自動的に動かすマット。
いかがでしたでしょうか?ここに紹介したのは、私が初めて介護の現場で働き始めた時に「え?どういう意味?」と思った言葉です。
ただし、これらの言葉は「働く施設によって使い方が違う場合」は大いにありますので、「言葉の正しい意味は、働く場所での使い方によって変わる」と考えて頂くのがよいかと思います!